まだ多く残る男女性別での中絶。そういった偏った方法で中絶を禁止すると今年3月に施行したというアメリカサウスダコタ州。 産経ニュース情報から考えてみる。
アジアで多く残る性別問題
社会的文化的に男の子を産むことが重要かつ改心的な考えが未だに残るアジア諸国の考え方。特に以下のような国が挙げられる。
- 中国
- インド
- ラオスなど
ちなみにサウスダコタ州の位置は?

医者に処罰が下る
性別だけで中絶する目的でクリニックや施設に来た女性に対してではなく、その女性に対してメスを入れたり 執刀医が中絶行為を行った場合に罰金が課せられるという。懲役2年に加え、最大4千ドル(約43万円)の罰金が科せられる。
以前中国の中絶事情について書いたが、日本でも男の子が産まれると非常に喜ばれる傾向があるのは未だに少なからずあると言っても性別だけで中絶に至ることまではあまり聞いたことはない。 しかしどうだろう。女の子でも男の子でも五体満足で健康であることが一番大切なことではないだろうか。
こういった胎児男女性別の理由から中絶する女性を減らすためサウスダコタ州で新たな州法に加えたというのだが疑問の残るものでもあることに気づいただろうか。
理由は何にしろ中絶反対派の力
サウスダコタ州ではまだ多く保守的な考えの人がいる地域でもあり、どのような理由にせよ中絶反対派も多いのだそう。
そういったことから中絶擁護団体では、今回の中絶禁止州法に反対なのだ。
女性の気持ちは尊重されない?
「あらゆる口実をつくり、とにかく中絶を排除したいだけだ。」
今回の中絶禁止に対し中絶擁護団体は、このように述べている。
確かに男女性別での中絶を禁止とはいっても、その背景は色々ある。
また場合により、中絶をせざるを得ない決定があることも。
州によって偏りの激しいアメリカの中絶事情、引き続き今後も目が離せない。
【アメリカの中絶関連情報】
アメリカ中絶施設への反対批判暴動